2008.05.31 Saturday
ハーリーのご馳走
白保の東の海は、“宝の海”。
おじぃ、おばぁはこういいます。
飢饉のときも戦争中も生きるための糧を与えてくれたこの海を“命継ぎの海”とも呼びます。
この海の豊かさに見せられて島を渡ってきた海人たちは、“魚湧く海”と呼びました。
白保海人の海への思いと心意気で毎年開催されている白保ハーリー。
今では村ぐるみのお祭として、しらほ幼稚園、白保小学校、白保中学校が参加するほか、多くの村人が楽しみにする祭りとなっています。
祭りに欠かせないのが、ご馳走。
さすがに海人の祭りだけあり、案内者にはこだわりの折が配られます。
シチュー、ツヌマリ、イラブチャーなど東の海で捕れた海の恵みです。
アギブラーとなって供されるこれらの魚たち。船漕ぎを見ながらかぶりつくも良し、持ち帰って、お汁を炊いて食べてもさらにおいしいです。
是非ともご賞味あれ。
おじぃ、おばぁはこういいます。
飢饉のときも戦争中も生きるための糧を与えてくれたこの海を“命継ぎの海”とも呼びます。
この海の豊かさに見せられて島を渡ってきた海人たちは、“魚湧く海”と呼びました。
白保海人の海への思いと心意気で毎年開催されている白保ハーリー。
今では村ぐるみのお祭として、しらほ幼稚園、白保小学校、白保中学校が参加するほか、多くの村人が楽しみにする祭りとなっています。
祭りに欠かせないのが、ご馳走。
さすがに海人の祭りだけあり、案内者にはこだわりの折が配られます。
シチュー、ツヌマリ、イラブチャーなど東の海で捕れた海の恵みです。
アギブラーとなって供されるこれらの魚たち。船漕ぎを見ながらかぶりつくも良し、持ち帰って、お汁を炊いて食べてもさらにおいしいです。
是非ともご賞味あれ。
2008.05.31 Saturday
ハーリー前海浜清掃にご協力を!!
来る6月1日(日)朝8時から白保船着場周辺のハーリー会場の清掃が行われます。
これは、毎年ハーリー前に白保公民館が呼びかけて実施するもので、今年は白保魚湧く海保全協議会も一緒に清掃活動を行うこととなりました。
白保集落の皆さん、また、白保ハーリーを見に来ようかなと考えている皆さん、
是非ともご参加下さい。
一緒に清掃活動をした後に参加する祭りはまた一味違ったものになるとおもいますよ。
午前10時まで清掃を行いますのでご協力よろしくお願いします。
これは、毎年ハーリー前に白保公民館が呼びかけて実施するもので、今年は白保魚湧く海保全協議会も一緒に清掃活動を行うこととなりました。
白保集落の皆さん、また、白保ハーリーを見に来ようかなと考えている皆さん、
是非ともご参加下さい。
一緒に清掃活動をした後に参加する祭りはまた一味違ったものになるとおもいますよ。
午前10時まで清掃を行いますのでご協力よろしくお願いします。
2008.05.31 Saturday
福木の会の活動
昨年、いや今年もそうだろうか。
成人を迎えた子供たちが乳幼児だった頃。白保では、赤ちゃんを育てるお母さんたちが集まり、「福木の会」を結成した。
現在で言うところの育児サークルのようなものであろうか。
20年経った現在、その頃の子供たちは立派に成長しているが、この福木の会は今も活動を続けている。
しらほ幼稚園や小学校、そのほか、依頼があれば紙芝居や読み聞かせなどをして子供たちを楽しませてくれる。
村全体で子供を育てる、そんな文化が受け継がれているのかもしれない。
石垣島白保は、日本の都市部に比べれば兄弟、姉妹の数はまだまだ多いかもしれない。しかし、全体的に高齢化が進んでいることから児童、生徒数は減少している。
近年、移住ブームに乗り、白保に移り住む人も多く、小さな子供をつれた若い世帯の移入もちらほら見られる。
しかし、おじぃ、おばぁが近くに住んでいる島人に比べ、公園も無く、育児サークルなども無い白保での子育ては、移住者にとってはイメージするほど長閑で、楽しいものでは無いかもしれない。
そこで、福木の会である。
村の子供たちを伸び伸びと育てようと活動してきた育児の先輩たちが、今、子育てを始めようとしている人たちとの交流をも模索し始めた。
前置きが長くなりましたが、6月1日(日)午後1時半から、しらほサンゴ村において、福木の会で数々のぬいぐるみ絵本を製作してきた、金嶺光江さんを囲む会が開かれる。
小さなお子さんのいるお母さん方は、是非、参加して交流の輪を広げてください。
ちなみに、この日は第1日曜日なので。白保日曜市も開催されます。
赤ちゃんが大好きな、ミツコおばぁ。白保の織友のメンバーでもあり、薬草のパンソーなど伝統的な島野菜を出品しているおばぁです。ブーのミサンガや古布を使った小物なども上手に製作します。
日曜市の入り口にディスプレーされた貝細工。石垣島の海で捕れたヤコウガイやクロチョウガイ、タカセガイなどを磨き削ったアクセサリーは、どれも一品物です。ウミガメのネックレスが、希少価値があるかも。
日曜市も合わせて起こし下さい。
Posted by しらほサンゴ
成人を迎えた子供たちが乳幼児だった頃。白保では、赤ちゃんを育てるお母さんたちが集まり、「福木の会」を結成した。
現在で言うところの育児サークルのようなものであろうか。
20年経った現在、その頃の子供たちは立派に成長しているが、この福木の会は今も活動を続けている。
しらほ幼稚園や小学校、そのほか、依頼があれば紙芝居や読み聞かせなどをして子供たちを楽しませてくれる。
村全体で子供を育てる、そんな文化が受け継がれているのかもしれない。
石垣島白保は、日本の都市部に比べれば兄弟、姉妹の数はまだまだ多いかもしれない。しかし、全体的に高齢化が進んでいることから児童、生徒数は減少している。
近年、移住ブームに乗り、白保に移り住む人も多く、小さな子供をつれた若い世帯の移入もちらほら見られる。
しかし、おじぃ、おばぁが近くに住んでいる島人に比べ、公園も無く、育児サークルなども無い白保での子育ては、移住者にとってはイメージするほど長閑で、楽しいものでは無いかもしれない。
そこで、福木の会である。
村の子供たちを伸び伸びと育てようと活動してきた育児の先輩たちが、今、子育てを始めようとしている人たちとの交流をも模索し始めた。
前置きが長くなりましたが、6月1日(日)午後1時半から、しらほサンゴ村において、福木の会で数々のぬいぐるみ絵本を製作してきた、金嶺光江さんを囲む会が開かれる。
小さなお子さんのいるお母さん方は、是非、参加して交流の輪を広げてください。
ちなみに、この日は第1日曜日なので。白保日曜市も開催されます。
赤ちゃんが大好きな、ミツコおばぁ。白保の織友のメンバーでもあり、薬草のパンソーなど伝統的な島野菜を出品しているおばぁです。ブーのミサンガや古布を使った小物なども上手に製作します。
日曜市の入り口にディスプレーされた貝細工。石垣島の海で捕れたヤコウガイやクロチョウガイ、タカセガイなどを磨き削ったアクセサリーは、どれも一品物です。ウミガメのネックレスが、希少価値があるかも。
日曜市も合わせて起こし下さい。
Posted by しらほサンゴ
2008.05.30 Friday
白保ハーリー
ユッカヌヒー(旧暦5月4日)は、海神祭。ハーリーと呼ばれる海人の祭りです。
ここ白保では、白保ハーリー組合が主催する村を挙げての祭りが執り行われます。
来る年の豊漁と海での安全を祈願する祭りは、中国から伝わった爬龍船競争を中心に、海の男たちの勇壮な祭りとして知られています。
しかし、白保のハーリーは、ちょっと他とは違うようです。
そもそも白保集落は、農村集落であり、沖縄の糸満(海人の発祥の地)などと異なり専業の海人はいませんでした。
八重山に糸満系海人が移り住んだのが明治初期。白保での専業の海人は、もっと時代が下り、戦後、多良間や宮古などからの自由移民が訪れるようになってからです。
白保ハーリーが始まったのも、今から50年ほど前のことです。
当時、村では楽しみが少なく、市街地で行われるハーリーに参加するにもバス代やソバ代などお金がかかったことから、地域で楽しみお金を使わなくても良いようにということで自前でハーリーをするようになったそうです。
案内者に振舞われるご馳走のアギブラーは、白保の海人が東の海から捕って来た魚を揚げたもの。
舟こぎも地域の小・中学校、青年会、婦人会など各種団体が楽しみながら参加するもの。
舟こぎの後は、芸能の島、白保の芸達者たちがサンゴ礁の海を借景とした舞台で余興の踊りを披露してくれます。
石垣のハーリーとは一味違った白保ハーリー。
今年は、6月7日の開催です。
2008.05.29 Thursday
おばぁの底力。
白保のおばぁは、元気だ。
なんとなく、70歳代よりも80歳代のおばぁの方が元気な気がする。
これは、何でだろう??
おばぁに若い頃の話を聞くと、「戦争だったから青春時代は無いよ」という。寂しげでもあり、あっけらかんとしているようにも見える。
「昔は、食べるものが無くて海のものに助けられた。」とも、
「身の回りにある野草なんかも何でも食べたと」、
「芋が体にいいみたい」とも、
今聞くとおばぁたちは本当に働き者だった。
今も、現役の働き者だ。
何でも自分で作ってしまう。
食料についてもそうだ。
粗食といわれるかもしれないが、
実は、自然の恵みを贅沢に暮らしに取り入れていたともいえる。
現代の都会では、絶対に手に入れることの出来ない新鮮な自然の恵みだ。
最近、島の生活も変わってきて食材は、スーパーからという暮らしも増えている。
「海のものも汚れてきた。便利な生活に本当の価値を見失い、目の前にある大切な宝物を失おうとしている。」今年95歳になるおばぁが涙ながらに訴えた。
おばぁは、海のもの自分で無農薬で作ったもの、自然から取ってきたものしか食べない。飲み水も天水を沸かして飲む。
でも、「自然がおかしくなってきて、食べるものが無いさ〜」と涙ぐむ。
自然とともにある、長寿を約束された暮らしが無くなりつつあるのか?
現代を生きる私たちは、いったい何を求めているのだろうか。
難しい問題だ。
そんな、昔の暮らしを今も続けているおばぁたち。彼女たちの生き方や自然観、食に対する思いに触れることは、現代社会を生きる私たちにとってとっても重要なことかもしれません。
78歳のキヨおばぁは、自分が食べる無農薬の健康に良い、野菜を私たちにおすそ分けしてくれます。季節ごとの野菜の調理法をおばぁから受け継ぐ、ひょっとしたらそこに長寿と自然を守るヒントが隠されているかもしれませんね。
キヨおばぁも白保日曜市に、毎回参加されています。
なんとなく、70歳代よりも80歳代のおばぁの方が元気な気がする。
これは、何でだろう??
おばぁに若い頃の話を聞くと、「戦争だったから青春時代は無いよ」という。寂しげでもあり、あっけらかんとしているようにも見える。
「昔は、食べるものが無くて海のものに助けられた。」とも、
「身の回りにある野草なんかも何でも食べたと」、
「芋が体にいいみたい」とも、
今聞くとおばぁたちは本当に働き者だった。
今も、現役の働き者だ。
何でも自分で作ってしまう。
食料についてもそうだ。
粗食といわれるかもしれないが、
実は、自然の恵みを贅沢に暮らしに取り入れていたともいえる。
現代の都会では、絶対に手に入れることの出来ない新鮮な自然の恵みだ。
最近、島の生活も変わってきて食材は、スーパーからという暮らしも増えている。
「海のものも汚れてきた。便利な生活に本当の価値を見失い、目の前にある大切な宝物を失おうとしている。」今年95歳になるおばぁが涙ながらに訴えた。
おばぁは、海のもの自分で無農薬で作ったもの、自然から取ってきたものしか食べない。飲み水も天水を沸かして飲む。
でも、「自然がおかしくなってきて、食べるものが無いさ〜」と涙ぐむ。
自然とともにある、長寿を約束された暮らしが無くなりつつあるのか?
現代を生きる私たちは、いったい何を求めているのだろうか。
難しい問題だ。
そんな、昔の暮らしを今も続けているおばぁたち。彼女たちの生き方や自然観、食に対する思いに触れることは、現代社会を生きる私たちにとってとっても重要なことかもしれません。
78歳のキヨおばぁは、自分が食べる無農薬の健康に良い、野菜を私たちにおすそ分けしてくれます。季節ごとの野菜の調理法をおばぁから受け継ぐ、ひょっとしたらそこに長寿と自然を守るヒントが隠されているかもしれませんね。
キヨおばぁも白保日曜市に、毎回参加されています。
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